若い世代を地域に呼び込むきっかけにしようと、下和泉連合町内会(久野毅連合会長)が動画で町内会をPRしている。活動記録のみならず情報発信ツールとして地域活性の起爆剤にしたいと意気込んでいる。
動画の作成が始まったのは4年ほど前。当時、撮影を趣味としていた総務部副部長の中島忠治さんが町内会行事などの記録として撮影・編集を担っていた。この動画を地区のPRに生かせないかと、部長の藤岡文昭さんが中島さんに公開用動画の編集を提案。今年から行事などで撮影した動画を、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿するようになった。
撮影された動画は1月の賀詞交歓会や作品展、スプリングフェスタなど。公開されている動画は連合自治会町内会のホームページに記載されているリンクからのみ閲覧可能で、一定のプライバシーが確保される仕組みだという。
広報手段新たに
発足から70年を超え、2110世帯が暮らす同地区。しかし同会は、区内でも高齢化が深刻化し、若い世代の転入者が少ないことを課題に掲げている。
藤岡さんは「若い人たちを呼び込むために、PRの手段を変えなくては」と、掲示物の配布のほかにSNSや動画など広報手段の刷新に力を入れている。
また、昨年3月に改築された連合町内会館の利用率を上げようと、改築1周年のイベントを3月18日(日)に同会館で開催する。出店などが登場し、大型スクリーンで中島さんが撮影した動画も公開する予定となっている。藤岡さんは「少しずつでも、地区の魅力を伝えるきっかけになれば」と話している。
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