泉区版 掲載号:2018年3月22日号
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設立30周年を迎えた特別養護老人ホーム「希望苑」の施設長を務める 齋藤 功人さん 旭区在住 87歳

駆け抜けた30年

 ○…1988年、泉区池の谷に開所した特別養護老人ホーム「希望苑」。現在あらゆる所で増える高齢者施設の先駆けとして、区内で初めて開設された。当時は認知症が一般的に知られていなかった時代。時代と共に高齢者の需要が高まっていくのを感じた。「地元の高齢者とその家族のために」と走り続けた30年は「あっという間だった」。今年4月9日に30周年記念式典を催し、自身も同じ日に米寿を迎える。

 ○…現在の緑園に生まれた農家の次男坊。戦時中は新橋町にあった火薬工場に勤労動員で通った。照明弾を磨いたり、機械工場で部品を削ったりしていたのが10代の頃。昼間は働きながら藤沢にある工業高校の夜間部で必死に勉強した。屑を集める仕事をしながら知り合いのパン屋に下宿。多忙な青年時代だった。終戦を迎え、横浜市立大学商学部へ進学。横浜信用金庫に勤めた。貸付業務や営業など、県内を転々として働き詰めの日々だった。

 ○…信金職員として多忙な日々を送るなかで生まれた「人のために生きたい」という気持ち。親戚が1983年に湘南泉病院を開院し、驚いた。入院を待つ人が増えていき、引き取り手のいない高齢患者が多いことを知った。この頃、高齢化が進行し始め、さらにバブル期真っ只中で核家族化も進んでいた。この頃の泉区には、老人ホームはなかった。そこで新中川病院と隣接する形でホームを開院。約1カ月で満床に。需要の多さを実感した。

 ○…1997年には泉区で高齢者施設の施設長会を立ち上げた。変わりゆく社会保障制度や法律などさまざまな情報を共有しようと自ら音頭を取って会長を務めた。それも「地元を良くしたい」との一心。最近では人材不足も懸念されている。節目を超えて、新たな施設として区内を牽引することが目標。「地域の人に支えてもらった。地元に還元できる施設でありたい」と話した。

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