神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2018年3月22日 エリアトップへ

ウォーキングポイント 参加者30万人を突破 開始4年、目標を達成

社会

公開:2018年3月22日

  • LINE
  • hatena

 横浜市などが健康づくりの一環で進めている「よこはまウォーキングポイント事業」。第1期4年の最終年度となる2017年度に参加登録者数が目標の30万人を超えた。一方、医療費や介護費の抑制効果は不明で、18年度以降の第2期に課題として残る。

 同事業は、18歳以上の市民などを対象に歩数計=写真=を無料(送料のみ別途負担)で配布し、歩く習慣を通じて健康寿命の延伸につなげることが目的。歩数に応じてポイントを付与し、商品券等が当たる仕組みなど、楽しみながら続けられるように工夫されている。

 事業を開始した14年度に約9万6千人の登録があり、翌年以降も順調に増加。18年2月末時点で30万193人となり、市中期4か年計画に掲げた目標の30万人を突破した。また、参加者アンケートと歩数データ集計を分析し、昨年末に公表した「利用状況調査報告書」によると、同事業をきっかけに1日の歩数が増え、運動習慣の改善と定着につながっているとするデータも示されている。

15%が非稼働

 4年間の事業費は12億円を超えるが、医療費や介護費の抑制効果についてはまだ分かっていない。横浜市議の1人は「行政が税金をかけて行うのは、医療費の抑制が目的。歩く人が増えて良かったというだけではなく、費用対効果で判断したい」と話す。市健康福祉局によると18年度から21年度までの第2期に市内の大学と一緒に医療費等の抑制効果も含め、事業検証を進めていく方針だという。

 そのほか、同報告書によると配布済み歩数計を「ほぼ毎日/時々使っている」割合は84・6%と高水準だが、「1度も/今は使っていない」割合は15・3%となる。同局によると歩数計1個あたりのコストは「数千円程度」だが、現時点の配布済み数で計算すると約4万6千個は稼働していない計算となる。今後は歩数計を使っていない層への働きかけも重要と言えそうだ。

 同局は4月5日から新たにスマートフォンでも参加できる「歩数計アプリ」を導入する予定で、若年層や働いている世代への浸透を図る。歩数計の新規配布も5月から行うが、数は5千個と従来からは大幅に減らす予定で、同局はアプリでの参加を呼び掛けていく。
 

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

地域の絆を深めよう!

泉区自治会町内会への加入は区役所へお気軽にご相談下さい

http://www.izumikuren.net/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook