新橋コミュニティハウスで毎月第1土曜日に開かれている「子ども折り紙教室」。ここで教えているのは折り紙師範の永田文夫さんだ。
定年後、「地域貢献のために自分ができることは何か」と考えたときに思いついたのが折り紙だった。以来、子どもたちへ作品づくりの楽しさを伝えて7年になる。
「四季を身近に感じてほしい」という想いから、季節に合わせて指導する作品を変える。8月4日には夏らしい「ひまわり」と「ユリ」をテーマにした。葉の部分は、実際の葉で型ぬき。折り目で葉脈を再現するなど一般的な折り紙からすればかなり本格的。特に盛り上がったのは「帽子」から「船」、「Tシャツ」へと変化する作品。「帽子をかぶった船長さんの船が沈没するとどうなるかな」と永田さんがはさみで船の両端を切ると、たちまちTシャツに早変わり。子どもたちから一際大きな歓声があがった。
ここで最初に教えた子は来年で高校生。折り紙の展開図をきっかけに図形や算数に興味をもってくれる子も多いという。永田さんは「これからも折り紙を通して子どもたちの成長を見守っていけたら」と話した。
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