戸塚区在住の油絵画家・大久保都代美さん(73)の個展が10月26日(金)まで、横浜銀行行友会ギャラリー(西区南幸2の15の20 YBS南幸ビル7階)で開催している。
展示されるのは旅行先でのスケッチをもとに描かれた、国内外各地の風景画22点。特徴的なのは、幻想的で暗いタッチの碧色(へきしょく)と、その中で映える鮮やかな色のコントラストだ。子どものころ北海道に住み、雪を帯びた日高山脈を見て培った感覚によるものだという。自身の経験や内面から映し出されるこうした色彩表現は、海外の展覧会で賞を得るなど評価も高い。
本格的に絵を始めたのは40歳を過ぎてから。夫の転勤を機に渡ったニューヨークの美術学校に、ふとしたきっかけで入学した。「練習を重ねるうちに描けるようになり、人間の可能性の大きさを感じた。好きなことに熱中する楽しさも、展示で伝えられたら」と話す。
個展は入場無料。午前10時から午後5時(最終日3時)。土日祝休館。
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