全国社会福祉協議会会長表彰を受賞した 舩越 みさ子さん 新橋町在住 69歳
地域の絆、次世代へ
○…1994年から民生委員児童委員を務めて今年で24年目。長年に渡る地域福祉への貢献が認められ、この度「全国社会福祉協議会会長表彰」を受けた。地域の人々の安心安全のため、区と連携し、子育て支援や一人暮らしの高齢者の見守りなど、支援の「つなぎ役」として活動してきた。「地域みんなが幸せに暮らせる町に」という想いが自身の原動力だ。
○…新橋地区社会福祉協議会の会長に就任して2年目。担い手不足が長年の課題だったものの、活動を続けていくにつれて、徐々に有志の輪が広がっていくことに手ごたえを感じている。地域の「困りごと」に耳を傾け、それに答えるかたちで「コミュニティしんばし食堂」や自習クラブ、ふれあい麻雀など6つの活動を始めた。「これまでの会長さんはじめ役員の方々、そして地域のみなさんの活動や協力といった土台が今を作っている」と頭を下げる。
○…泉区に移り住んで45年。「新橋は昔ながらのあたたかみがある」と、地域の繋がりを強く感じている。大の子ども好きで「元気な子どもたちの存在は、地域活動を支える最大のエネルギー」だといってはばからない。未来ある子どもたちに、地域の絆を受け継いでいこうとたっぷりの愛情を注ぎ、これからも「ぬくもりのある町しんばし」を合言葉に活動を広げる。
○…丁寧な受け答えと温かなまなざしに優しさが滲む。聞けば、中・高校の教職経験が。専門は家庭科と理科で「しんばし食堂」での整ったメニューの考案にも生かされている。目下、頭の中は年末のおせち作りのことでいっぱい。栗きんとんや黒豆など、伝統にならった具材の中に、家族が大好きな「チキンロール」を仕込むのが舩越流。「今年も忙しくなりそうです」とほほ笑んだ。
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