第23回かながわ夢絵コンテスト(主催/NPO法人こどもネットミュージアム)の審査結果がこのほど発表され、新橋小学校6年生の森田莉菜さんが横浜市教育委員会賞を受賞した。
同コンテストは小学生を対象にした県内最大級の絵画コンクールだ。毎年「ぼくたち、わたしたちの未来の世界」をテーマに作品を募集しており、今回は合計5619点の応募があった。
選考にあたっては絵の技術ではなく「自由なアイデア」「オリジナリティ」「のびのびとした子どもらしい表現」など3つがポイント。応募作品の中から最優秀賞1点、優秀賞3点、教育委員会賞7点、企業サポーター賞44点と入選100点の計155点が選ばれた。
森田さんの作品タイトルは「ひまわり自転車で宇宙の冒険」。総制作時間は8時間で、実際に描き始める前に「宇宙」「自転車」など作品のキーワードをいくつか考え出すところからスタート。
「花の香りで宇宙をふわふわと冒険できたらいいな」という想いを作品に込めたという森田さん。全体的にペンや絵の具を細かく使い分けて、カラフルで楽しげな雰囲気に仕上げた。地球から宇宙に飛び出す様子を遠近法でダイナミックに表現。雲はクレヨンで描いた後に表面を擦ってリアルな質感になるように工夫したという。
積極挑戦 実を結ぶ
もともと、絵を描くことが好きで、緑園の絵画教室にも通っているが同コンクールの応募は今回が初めて。「小学生最後の年だから」と6年生になってから様々なコンクールに自ら積極的に挑戦してきたという。森田さんは「自分が賞をとれるなんて思っていなかったので、結果を聞いてとてもうれしかったです」と受賞を振り返った。
この他、同コンテストには、区内から緑園東小学校2年生の宮崎宗万さん、東中田小学校5年生の長谷川心海さんが入選している。
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