県政報告 将来へ責任果たす政策提言 神奈川県議会議員 田中しんじ
未来のエネルギー
今の時代を生きる私たちは、次の世代へよりよい環境を残し、引き継ぐことも役目の一つでしょう。その中で重要なのがエネルギー政策です。
先月の定例会で私が行った一般質問において、神奈川県は「水力・太陽光発電から水素エネルギーを作り出す研究をスタートする」と答弁しました。これまで水素エネルギーはもっともクリーンエネルギーに近いとされてきましたが、製造過程で火力発電の電力を使用するため、CO2が発生することが弱点でした。
これが実現すれば、自治体では日本初となる取り組み。製造から使用までCO2を出さず、さらに貯めておくことも出来るため、今までのエネルギー政策の中で、最も環境負荷が少ない方法と言えるでしょう。今後の動きを注視して頂きたいと思います。
風しん撲滅作戦
現在首都圏を中心に風しんが流行しています。神奈川県でも感染者は昨年402名、今年ですでに81名と猛威を振るっています。
抗体のない女性が妊娠初期に風しんに感染すると、胎児にも感染し、先天性の病気を引き起こすおそれがあります。働きながら妊活をする女性にとっても、未来を支えるまだ見ぬ子どもたちにとっても、これは脅威となります。
過去の制度上、予防接種をうけていない場合が多いことから、患者は特に30代〜50代男性で多くなっています。この度、県では30代〜50代男性への風しん予防接種を無料とする予算案を提示しています。
私は該当世代の責任から、風しん撲滅へ幅広い啓発が必要と提案させていただきました。県は「企業、農協、商工会、商店街、飲食店、理容、美容など幅広く団体にご協力いただいて啓発を行う」とのこと。4月1日からワクチン無償ですが、早めに接種、ご協力よろしくお願いします。
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