政治への信頼取り戻す 神奈川県議会議員 松本(マツモト)清(キヨシ)
今、日本の政治は危機的な状況です。政府の気の緩みによる傲慢な政治や、省庁による不祥事が続発し、国民の政治に対する怒りや不信感、失望感が蔓延しています。
国会でも、不祥事やスキャンダルの追究が主体で、おおよそこの国が直面している問題とは別話題。本来の政治の目的とはかけ離れたものです。
現在、この国は大きな転換期です。国内では少子高齢化に伴う労働力不足、社会保障体制の限界、国際社会でも、各国で勃発する貿易摩擦や安全保障体制の変化など、世界各国がこれまで歩調を合わせてきた協調主義から自国の利益を優先する内向き主義に方向転換する中で「日本の立場をどう守り、どう対処するのか」課題は山積しています。政治の最前線にいる私たち議員の自覚と勇気ある発言・行動が、今こそ求められています。
変化の時代こそ地域特性見極め
近年、日本を取り巻く社会環境は、大きく様変わりしました。想定外の災害、エネルギーの転換、モラルや常識の変化、そして情報通信技術の普及やAIや自動運転に代表されるオートマチック化の進捗など、数え上げればキリがありません。特にこの10年で急速に社会が変わっていったと実感しております。
しかし、社会の風潮や行政基盤が追いついていないため、度々混乱が生じています。喫煙や児童虐待に対する規制のあり方や常態化する振り込め詐欺対策の法整備、飲酒やあおり運転に関する法改正も重大な事故が社会問題となった後でした。
本来、そうした課題や問題点を現代にマッチした法律や規制の指針に反映するのが政治の役割ですが、後手に回っている感が否めません。また、国の法律は過去の全国画一的な時代に施行されたものも多く、現在のような多様化する社会や状況の異なる地域にそぐわないものも数多くあります。
これからの地方議員にはそういった地域の特性や諸事情を勘案しながら、条例の制定や施策の提案を積極的に行う必要があると感じております。
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