いざに備えて、調理器具を使わない料理の方法を学ぶサバイバル体験教室が3月30日、下和泉地区センター(有山朋子館長)で開かれた。
近年地震や豪雨、台風などの自然災害による被害多発を受け「いざという時に自分の命は自分で守れるように」と昨年からスタートしたこのイベント。加えて同館の図書コーナーで「歴史漫画サバイバル」という学習漫画シリーズが大人気で、子ども達の関心が高いのではという期待もあったという。
2回目のこの日は応募で集まった幼児から大人まで14人が参加。火起こし体験では、薄くちぎったスチールウールに乾電池を押しつけて通電させ、発火させる方法を学んだ。子どもたちは炎の勢いに戸惑いながらも落ち着いて取り組んでいた。このほか、空き缶に米を入れて炊き上げたり、竹にパン生地を巻き付けて焼いたりと調理器具に頼らずに料理を行った。
今回指導したのは中田北の御霊神社を拠点に活動するボーイスカウト横浜第31団の青木博文さん。「知識を蓄えるのはもちろん、実践していくことが大切」と参加者に呼びかけた。有山館長は「参加者の皆さんからも大好評なので、今後も内容を変えながら続けていきたい」と話した。
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