上飯田北公園付近の生活道路で、地元の台村自治会(三橋赫夫会長)が長年希望していた歩道の整備がこのほど完成した。これにより、児童の登下校もより安全になるとして、地域住民らも喜んでいる。
この付近は、環状4号線から藤沢街道への抜け道として使われることが多く、狭い道路にも関わらず、昼夜問わず車の往来が激しい。それでも歩道がないことで、地域住民には危険な状況が続いていた。自治会役員らは「電柱が道路の所々に張り出すようにあることで、すれ違い時に車が減速せざるを得ない状況のため、これまで大きな事故はなかったのでは」と分析するが、早急な対応が望まれていた。
自治会が10年近く前から各所に要望を重ねていたものの、歩道用の土地を確保することが難しく、なかなか進まなかった整備。これが一気に動き出したのは昨年3月頃の話だ。自治会員らを通してこの辺りの交通の現状と住民の要望を知った、付近にできた株式会社蛯名建設(蛯名忠敬代表取締役)が歩道用に土地の一部を提供してくれることになった。その後、夏には工事が始まり、このほど完成に至った。これによりこれまで歩道がなかった場所にはおよそ1m50cm程度の歩道が確保された。砂利部分も今月中をめどに市によって舗装される予定だ。
自治会総会で同社に対し、感謝状を贈った三橋会長は「私たちの話を聞き、気持ち良く受け入れて下さり、整備して頂いた。感謝しかありません」と話した。
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