熱中症事故を防ぐために 横浜市会議員 ふもと理恵
先月は横浜でも5月の観測史上最高気温を記録するなど、特に暑い日がありました。そしてもう少しで本格的な夏です。
教育現場では
学校活動でも熱中症対策が不可欠です。私は、子ども達に分かりやすい基準を設け、その危険性を判断・指導することが重要との思いから、昨年の市会決算特別委員会で、市に対し、国際的に規格化された「暑さ指数(WBGT)」を取り入れるべきとして、WBGT計の全校導入を強く求めました。
このほど提言が実り、市立学校の「熱中症ガイドライン【試行版】」が策定されるとともに、各校に4台ずつ計測器が設置されたことは、熱中症事故を防ぐ上で大きな一歩でしょう。
「暑さ指数」は、気温・湿度・輻射熱の3つを取り入れた温度の指標です。測定数値は「ほぼ安全」から「危険」の5段階に分類され、段階ごとに、例えば「運動は原則中止」といった指針が示されています。これに加え、体力・体質・健康状態など、個人の条件も考慮すべきでしょう。
今後、教育現場では「WBGT計」の適切な運用(活動前に計測、活動中は1時間おきに計測)を徹底し、安全な学校での活動が行えるように願うばかりです。
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