神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2019年6月13日 エリアトップへ

泉区地域子育て支援拠点すきっぷ 広がる「背守り」の輪 子どもの健やかな成長願う

社会

公開:2019年6月13日

  • LINE
  • hatena
一つひとつ心をこめて
一つひとつ心をこめて

 その昔、母親が子どもの成長を願い着物の背中に縫い付けた「背守り」。泉区地域子育て支援拠点「すきっぷ」が開く子育て講座でも紹介され、区内でも人気だ。親だけでなく、地域の大人も製作に参加し、未来のママたちへと贈る輪が広がっている。

 同館で定期的に開催されている「子育て・孫育て講座」。講師を務めているのは「NPO法人孫育て・ニッポン」理事長の棒田明子さんだ。参加者は孫がいる熟年世代と子育て中の人が中心。現代と昔の子育て事情の違いなどを実情に基づきながら、分かりやすく学べる場となっている。

 ここで昨年11月に紹介されたのが「背守り」だ。「自分で子どもにお守りを作ってあげられるのは嬉しい」「1つ10分程度で作れて手軽」と、たちまち大きな反響があった。

 背守りは本来、着物の背中に刺繍するものだが、ここでは現代でも使いやすいようにと、赤ちゃんの沐浴布に縫うスタイルで統一している。

 同館では講座での好評を受け「地域で子どもを見守る意識の醸成につなげたい」との思いから、これを2019年度のボランティア事業に位置付け、毎月第1木曜日の午前中に製作の場を設けている。募集をしているわけではないが、毎回数人のボランティアが集まり、未来のママたちへ向けた”プレゼント”が一つひとつ手作りで生み出されている。

 完成した背守りは数量がまとまり次第、製作者からのメッセージカードを添えて来館者らへ配布していく。スタッフは「これは、地域からの応援メッセージ。受け取った人が今度は作る側に回ってリレーのようにつながっていくのが理想」とにこやか。

 ほぼ毎月製作に参加しているという女性は「作るのが楽しいのはもちろんですが、様々な世代のママさんと触れ合えるのも魅力のひとつ。月1回のこの日が待ち遠しい」と話した。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook