泉図書館では、児童書担当の司書が0〜6歳までそれぞれの年齢に合わせた一押しの本を選んで展示している。子育てに本を取り入れ、幼少期から読書活動に親しんでもらうことがねらい。実体験に役立つチョイスが保護者から好評だ。
同館に所蔵されている児童書の総数は3万8741冊(2017年度)。さらに寄贈も合わせ毎年約2千冊が新入荷するなど、館内の図書は常に入れ替わる中で「子どもにどんな本を選べばいいのか分からない」という声が多く寄せられていた。
2014年に「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」が施行された。これを受け、同館は幼少期から本に親しむことが区民の読書活動の推進につながると考え、この「司書が選ぶ本」の企画に取り組むことになった。
0〜1歳児向けには、わらべうたや、電車の音を楽しむもの、年齢が上がるにつれ食べ物や洋服、学校など「今後、実体験で結びつくもの」を題材にしたストーリーが選考基準。保護者からも「読み聞かせの本を悩まなくなった」「本に出てきた野菜が食べられるようになった」など好評だ。
司書の八木千賀子さんは「展示だけではなく、もちろんカウンターでも本の案内は行っていますので、お気軽に声をかけてください。今後は他の世代に向けた企画も検討中です」と話している。
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