国際的なロボットコンテスト「WRO(World Robot Olympiad)JAPAN」横浜地区予選のミドル競技の部で中田中学校の尾崎優路さん(2年)、小柳津快仁さん(同)、工藤伊澄さん(同)の3人からなる「Team018」が満点で優勝し、8月25日から関西学院大学(兵庫県西宮市)で開かれる全国大会へ出場する。
同大会は生徒たちが開発したプログラムによってロボットの動きを制御する「自立型ロボット」を使った国際的なロボットコンテスト。
ミドル競技は中級者が対象で、ロボットの製作やプログラム制御の基本技術を得点式で競う内容。机上のカラーシートの色を読み取りながら、指定された方向に動いたり、ブロックを枠内に運び入れたりしながらゴールを目指す。3人は7月の横浜地区予選を見事満点で通過。全国大会への推薦を決めた。
全国大会はロボットの組み立てからのスタート。また、大会当日に発表される「サプライズルール」で競技ルールの一部追加変更がされるため、本番での高い応用力が求められる。
「速さや正確さを上げる練習はもちろん、対応力を上げていくことが今後の目標です」と尾崎さん。地区大会を経て、ロボット本体・前輪キャスター部へのゴミ侵入回避が精度向上に有効だと確認した3人。全国大会へ向け、まずは歯車部品へ変更し、滑らかな動作環境を維持することに力を注いでいるという。コーチで技術科担当の田中完教諭は「集中力が強いのがこのチームの強み。全国大会も落ち着いて臨んで欲しい」と話す。
ゴローが行く
元々、興味があったという尾崎さんが1年生の時のクラスメイトである小柳津さん、工藤さんを誘いチームを組んだ「Team 018(れいわ)」。
ロボットの名前は「ゴロー」だ。田中教諭が見本を作り、それを組み直していく形で生徒たちが改良を重ねてきた。
本番は目前。尾崎さんは「予選で満点を取った時の達成感を胸に、全国大会でも良い結果が残せるようにしたい」、小柳津さんは「完走できるように頑張りたい」、工藤さんは「より良い成績を残せるように」とそれぞれ意気込みを語っている。
同校では2018年から情報の授業の発展として「ロボコン」へのチャレンジを目的に有志が集まって活動している。
今年度は昨年度の経験者を中心に2チームと、初参加の2チームを加え計4チーム11人が活動。横浜地区予選では、ミドル競技より上位に位置づけられているエキスパート競技でも同校生徒が優勝しているが、惜しくも内容により全国大会は逃している。
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