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こだわりの上に重ねるサービス 「細かい注文大歓迎」で信頼築く
「いつもお客様の立場に立って―」。商売の現場でよく耳にする言葉だが、顧客が増えるだけ要望も増えると考えると、容易なことではない。しかし「それこそが私たちの使命であり、地域密着問屋のプライドなんです」と言い切るのが、1973年創業・株式会社安西畜産(和泉町)の安西洋幸専務だ。
同社は、常に質の高い食肉を届けるため、生産者や食肉市場で直接仕入し自社加工。必要な部位を必要な分だけ注文を受け、加工・包装方法に至るまで顧客の求めに応じて対応する。このやり方は「とにかく売る」ことだけを考えれば、作業負担も大きく、非効率。それでも安西専務は「顧客と深く関わることで初めて信頼が生まれる。『肉のことなら安西さん』と言って頂くのは簡単じゃないですよ」とサラリと言ってのける。
もはや品質や鮮度は大前提。そこに「細かい注文大歓迎」というオリジナリティと、他にない希少性というサービスを重ね、ファン拡大を目指す戦略というわけだ。
ネットで買える
これまで、卸売り専門だった同社が昨秋、インターネットの「ヤフーショッピング」に店舗を開設した。これにより、新鮮国産豚肉を個人でも味わえるようになった。今後、商品ラインナップも続々と増やしていく予定。また、今年は工場での直売イベントの開催も予定するなど、消費者との距離にもこだわっていく方針だ。
常に気を抜かず
食に携わる企業として「命をいただく上で無駄にするところは一切ない」こと、そのために「細かな衛生管理を徹底していること」も届けたい。これまでの幼稚園等に加え、求めがあれば食育のために、各所に出向いていきたい。「それは責任でもあると思うんです」と語る真剣な横顔が印象的だった。
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