泉火災予防協会の会長を務める 清水 隆男さん 和泉町在住 73歳
全ては愛する泉のため
○…延焼火災による被害の軽減を図るためにも、初期消火器具の普及は欠かせない。こうした中、会が消火栓の更新に伴い、昨年度から本格的に開始したのが「新型消火栓カギ」の配布だ。防火防災管理者講習など、様々な研修を通し防火・防災に取り組んでいる泉火災予防協会。現在、219の企業所等が参加。区内の火災件数は年々減少傾向にあるというが「引き続き、各団体と連携し泉の防災力向上に努めていきたい」。
○…20歳の頃に消防団に入団。以来、自分たちの地域は自分たちで守るのが当たり前の意識の中で暮らしてきた。同協会には発足当初から所属し、5代目会長に就任して4年目。様々な顔をもつが、自身の火災予防に関わる活動歴も半世紀が過ぎた。「話をもって和をなせば大きな輪となす」。これが自身の信条であり、周囲にも必ず伝えている合言葉。普段から培ってきた強固な繋がりの輪は、いざという時にも必ず力になると信じている。
○…大学卒業後、親族の運送業を手伝う中で、子育てに追われ、働きに出られない母親たちが多いことに気づいた。「子どもを安心して預けられるような場所が必要だ」。思い立ったらすぐ行動に移すタイプ。1974年に泉ヶ丘幼稚園を開園。当初は経済的に苦しい時期もあったが、どんな時も支えてくれた家族や仲間、そして園児の笑顔が、いつも自らを奮い立たせた。
○…終始穏やかな笑顔が印象的で、子どもたちの頭を撫でる手はすこぶる優しい。泉ゆめが丘土地区画整理組合の理事長や、泉伝統文化保存会副会長など数々の肩書は、愛する泉区のため。「泉区の新たな魅力の創出、そして古き良き文化の継承。どちらも大切にしていきたい」
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