来月、区民文化センターテアトルフォンテで開かれる「第6回泉区会員美術展」で、作品と音楽を融合させた新たな展示展開が企画されていることが分かった。発案者は同館館長の浜野誠司さんだ。
区美術会による作品展は毎回、テアトルフォンテのギャラリーを会場に開かれている。浜野館長は、昨年の展覧会を前にした同会によるレセプションの場で会員らの作品のすばらしさに触れ、改めて感動。同時に、意気投合し、美術造形の経験は全くなかったが「文化芸術の拠点であるフォンテをより盛り上げることにつなげたい」と、自らもメンバー入りした。
会合を重ねる内に気づいたのは、会期中の観覧者は多いが、世代的にも偏りが多く、新たな話題が必要だということ。そこで、中学時代からパソコンやシンセサイザーを使った曲作りの経験があった浜野館長が「音楽との融合でこれまでと違った空間作り」を提案。会員たちの反応も好意的で、新たな挑戦が決まった。
「あくまで作品がメインで、音楽が邪魔をしないように」。10分から15分の曲を会期中のどこかのタイミングで突然流し、会場に変化を生み出すイメージだ。目下、準備の真っただ中。浜野館長は「市内有数の舞台機構を備えたこのホールをもっと知ってもらいたい。そのためには、新たな話題を提供し続けることも一つ。スタッフがアイデアを持ち寄り、常に変化や発見のあるホールを目指していきたい」と話している。
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