ハマ弁を「給食」に位置付けへ 横浜市会議員 ふもと理恵
2月21日の市会本会議で林市長は「選択制の充実に向けて、デリバリー型給食の早期実現を目指していく」という方向性を示しました。これでようやく、横浜市の中学校昼食が学校給食法上の「給食」と位置付けられることになります。そこで私は、予算特別委員会で教育委員会に対し、「ハマ弁」を学校給食法上の給食に位置づけることで、どう変わるのか確認をしました。
教育長は「ハマ弁の事業運営主体は事業者が担っているが、給食に位置付けることで、市が献立作成、食材調達の規格作成、衛生管理などを担うことになり、中学校の昼食に対する責任がより明確になる」と答弁しました。このほか、国産比率の向上や地産・地消の推進などを含め、食材の充実を図ることにも言及。生徒・保護者の安心感を高めながら、利用しやすくなるよう目指すとのことです。
しかし、利用形態としては現在のハマ弁とあまり変わらないと想定されます。現状の供給力は全生徒・教職員の20%ほどで、「給食」後も30%で全員が注文できません。一歩前進ではありますが、今後も、継続的に評価・見直しを行い、利用者の意向を十分に確認しながら、満足できる仕組みを探っていくことが必要でしょう。
言うまでもなく、食は子どもたちの未来の心と体を作ります。これを契機に、栄養バランスのとれたハマ弁を食育の教材として活用するなど、食育の充実に一層力を入れることも提言しました。
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