泉警察署は区内で特殊詐欺の被害が多発しているとして注意を呼びかけている。
最も多い手口は、嘘の話を持ちかけてカードをだましとり、あらかじめ聞き出した暗証番号で現金を引き出す「カード手交型詐欺」と呼ばれるものだ。
嘘話にはかなりバリエーションがある。「カードが勝手に使われている」「払い戻しがあるが通知をみたか」「令和になって古いカードは使えない」などはよくあるもの。同署によれば、電話をかけてくる場合は区役所や警察、銀行協会、百貨店など様々な身分を騙るので、話を聞いてしまう人が少なくないという。その内に犯人は言葉巧みに嘘話を信じこませ、さらには暗証番号を聞き出す。その後、理由をつけて自宅を訪問してきた人物にカードを渡してしまうのが典型パターンだ。
区内の最近の事例では、警察署を名乗る男から「川崎駅であなたの口座から5万円が引き出されている。カードを調べるので取りに行く」と連絡があり、その後、自宅に来た人物にカードを渡した例があった。同署では「電話でお金やキャッシュカードにかかわる話をされたら詐欺なので、警察への通報を。また、留守番電話に設定し電話に出ないことも有効。今後は新型コロナに便乗した詐欺にも注意してほしい」と話している。
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