横浜泉ライオンズクラブの新会長に就任した 布川 伸子さん 港南区在住 63歳
思いやりでもう一歩
○…２度目の会長就任。今期のテーマは「思いやりでもう一歩〜３密を避けて〜」。先月クラブが行った恒例の献血活動では、過去最高の２２９人が協力。コロナ禍でも「必要とする誰かのために」と行動を起こしてくれた地域の人々の熱い想いに触れ、結成30周年の記念すべき日となった。日頃から協力してくれる区民の為にも「恐れているだけでは何も始まらない。これからは一歩先を見据えた活動を」と力を込める。
○…ライオネスクラブでの活動を経て２００８年に入会。７年前の会長在任時に自身がスタートさせたのが眼鏡のリサイクル。不要になった眼鏡を回収し、発展途上国に送り届けるこの取り組みは現在も継続中で、これまで集まった数は合計５００本以上。「ステイホームな時代でも取り組みやすい活動。これからも地道に続けたい」。
○…「ぬのかわ犬猫病院」の獣医師として、長らく戸塚を拠点に活動。「泉ライオンズのメンバーとして地域に貢献を」と２０１４年には中田に分院を立ち上げた。仕事の中で感じているのは「表現力の大切さ」。治療技術はもちろん、飼い主である「人」に如何に伝え、納得してもらうか。獣医師人生41年目になる今でも地域に信頼され愛される病院づくりに余念がない。
○…好奇心が全ての原動力で、常にアンテナを高く張っている。最近の楽しみは珍しい野菜や泉区産の野菜を使ったクッキング。特製ラタトゥイユは赤ワインと相性抜群だとか。「これもクラブ活動で欠かせないエネルギーの源」と冗談めかす一方で「力仕事も多い。先輩方がいつも率先して行ってくれるので、私も負けていられません」と腕をまくる。地域とメンバーへの想いが今日も自身を突き動かす。
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