女性農業者を支援する横浜市独自の制度、第25期「よこはま・ゆめ・ファーマー」に、このほど区内で農業を営む大久保真美さん、中丸陽子さんら3人が認定され、市環境創造局から認定書が授与された。
この制度は市が農業経営や農家生活、地域活動に積極的に関わっている女性農業者を「よこはま・ゆめ・ファーマー」として認定し、その活動をサポートするもの。1996年度にスタートし、今年度までのべ133人が認定されている。
認定後4年間は、市が施設見学や研修会への参加の支援や農業者のネットワークづくりの場を提供。そのほか、横浜みどりアップ計画に基づき直売所や加工所の設置支援等を行う。
今年度認定を受けたのは大久保さん、中丸さんのほか、神奈川区の平本春香さんの3人。7月28日には認定式が開かれ、環境創造局の小林正幸局長から認定書が授与された。小林局長は「先輩ゆめファーマーの皆さんと一緒に横浜の農業をどんどん盛り上げていってほしい」と激励した。
中田町の「いろどり農園」で農業を営む瀬谷区在住の大久保さん。旬の野菜を生産しており、今の時期はスイートコーンやえだまめ、かぼちゃなど約20品目を生産中。今後は収穫体験のイベント等も検討しているという。今回の認定を受け「 意見交換や情報共有など学びの機会もあるので、女性農家のネットワークが強くなると感じています」と話した。
中丸さんは新橋町の「中丸果樹園」で温州みかんを始めとした柑橘類や、ブルーベリーの生産に携わって約6年。自家直売のほか、最近ではジャムやジュースなどの加工品を製作し、泉区産の果物の魅力を広めている。認定を受け「いつも支えてくれる家族や地域の方への感謝の気持ちと、これからのやる気に満ち溢れています」と話した。
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