上飯田地域ケアプラザの所長が交替し、9月1日付で飯田守所長が着任した。就任の抱負や、地域の福祉・保健サービスを提供するケアプラザとしての取り組みなどを聞いた。
▽大規模な住宅団地が広がり、外国籍の人も多く暮らすなど区内でも特徴のある地区を担当する同ケアプラザ。毎日、多種多様な相談が寄せられるが「どんな小さな悩み事にも応えられるように、まずはこの地区を詳しく知ることから」と意気込む。
▽着任前は区内の特別養護老人ホーム「希望苑」で20年以上勤務。資格取得後はケアマネジャーとして介護が必要となった人に寄り添い、自治体や福祉施設とのつなぎ役を務めた。「必要としていることは何か」を本人や家族と一緒に考えた日々は今の活動の礎になっている。
▽「家族の在宅勤務が増え、家で子どもがのびのびと遊べる環境が作りづらい」 という声が上がっていたなか、先月からスタートした親子サロン。初回から多くの参加があり、手ごたえを感じている。「子どもから高齢者、障がい者までが安心して暮らすための福祉拠点が地域ケアプラザ。今後も小さな声を拾っていきたい」
▽一緒に働く職員たちの情報網に驚く毎日。それぞれの知識やアイデアを組み合わせて、最善の方法を生み出すチームプレーに「はやく自分も貢献できるように」と前のめり。目下、ケアプラザの役割や日常をライトに伝えるために始めたインスタグラムの有効活用が目標。自主事業や地域イベント等の中止が続き、もどかしい毎日だが「今できること」を粘り強く行っていく。
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