泉警察署管内での2020年の交通事故死が0人だったことが分かった。事故件数も前年マイナス27件の280件となり、過去最少となった。同署では2年連続の事故死ゼロにむけ引き続き交通安全を呼びかけている。
年間ゼロ達成を受け、交通課の平康二課長は新型コロナウイルスによる外出減少が要因の一つとした上で「皆さんがコロナ禍の中でも登下校の見守りなど継続して事故防止に取り組んでいただいた結果。泉区はほかの地域と比べても街角などで協力して頂いている人が多いと感じる」と区民の取り組みを評価した。
件数自体も280件と、統計開始以降で過去最少になった。交番の管轄箇所別で見ると、特に下和泉交番管内で17件減、中田交番管内で12件減と大きく数を減らしている。
発生した事故の中で目立つのは出合い頭のもの。平課長は「泉区は細い路地が多いため、一時停止の有無にかかわらず交差点は注意してほしい」と訴える。自転車に乗った高齢者の事故も増加傾向。「ロードサイドの店舗駐車場から自動車が出る際に自転車との衝突事故が起きているので、お互いに注意が必要」と呼びかける。
記録に残る泉警察署管内での交通事故死ゼロ最長期間は、2017年12月から19年6月までの541日間。平課長は「ぜひ2年連続のゼロになれば」と意気込んだ。
普段から事故情報のメールマガジン配信などで事故防止の啓発を続けている泉交通安全協会の担当者は「コロナの影響で外出が減ったことも影響していると思うが、事故件数も10年前の半分の水準」と指摘。その上で「キャンペーンなどがなかなかできない状況だが、メールマガジンを介した情報発信などは引き続き続けていきたい」と話した。
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