泉区役所では外国語を話す区民に対して、新型コロナウイルス感染のリスクが高い「5つの場面」を4カ国語で注意喚起する画像をホームページ内で公開している。旧正月など例年人と会う機会が増える時期に向け、文化風習の違いを越えて感染対策を呼びかける。
画像は内閣官房ホームページ内にある、各言語での「5つの場面」への注意を呼びかける内容を転載したもの。中国語、ベトナム語、英語、ひらがなメインのやさしい日本語の4つを使用し、飲食を伴う集まりや狭い空間での共同生活、休憩室や喫煙所などの場面で感染リスクが高まることを説明している。
横浜市が毎月発表している住民基本台帳に基づく情報によれば、泉区内の外国籍住民は2439人。中国(809人)、ベトナム(749人)をはじめ、ラオスやカンボジアなどアジアを中心に様々な国籍の住民がいる。区職員によると、同国籍同士でコミュニティを作り情報交換することが多く、コミュニティ外からの情報はなかなか入ってきづらいのが現状だという。
区役所ではHPのほか、手続きで訪れる住民もいることから総合庁舎内のいずみ多文化共生コーナー内などにこれらのイラストや手指消毒を呼びかけるチラシを掲示。2月には旧正月を控えるが、区役所では「文化・風習の違いがある中で手洗いやマスク着用の徹底、大人数で集まる機会を避けるなど注意してほしい」と訴える。
区内感染者も急増
横浜市が1週間後に発表している区別の陽性患者発生状況によると、泉区の累計人数は1月14日時点で356人。1週間前(273人)と比べて83人増えており、週間での数字としては発表開始以降最大の増加幅となっている。
発熱・せき・のどの痛みがある人の相談は「神奈川県発熱等診療予約センター」【電話】0570・048914、または【電話】045・285・1015(土日祝日を含む午前9時から午後9時まで)。
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