立場地区センター指導員としてコロナ禍でも工夫を凝らした事業を企画する 福島 初恵さん 和泉町在住 62歳
助けになる拠り所に
○…立場地区センターが指定管理化される前年から職員として働く同センターの「顔」。今年で17年目に入るが「そんなに居たんだという気分。日々の仕事に追われて意識していませんでした」と笑う。施設運営担当として自主事業の準備や年間計画を策定するほか、今年度は特に感染対策として来館者への検温チェックや情勢の変化に応じた貸館制限など目まぐるしい動きをこなす。
○…自主事業のアイデアは思いついたときに「企画メモ」に書き残す。そこにあった一つが昨年12月の肝試し企画。一人で残業中にエレベーターの前を通ったら「チーン」と音が鳴った怖い体験をきっかけに、10年前から温めていたものだ。子どもが対象だった恒例の自主事業が軒並み休止となった中「接触しない・密にならない・追いかけない」など感染対策を徹底し、無事開催にこぎつけた。
○…福島県出身。夫の転勤を機に38歳で横浜に転居した。「初めての土地に来て、しばらくはテレビがお友達でした」と気持ちも塞ぎがちに。その状況の救いとなったのが地域のつながりだった。長男のサッカーチームの父母会の紹介で子どもログハウスのスタッフに。自分の子どもと同年代の利用者とやり取りする中、地域施設が自分の居場所になっていった。その経験があるからこそ、地区センター職員として「色々な人の助けになるような拠り所になれれば」と強く意識する。
○…一番声を弾ませたのが愛犬「小太郎」の話。以前飼っていたビーグル犬が亡くなってから散歩の回数も減少。家族から「やっぱり犬がいたほうが…」との声が上がり、立ち寄ったペットショップで一目惚れ。「ビビりだけど気が強い」という3歳の柴犬が新しい散歩相手だ。
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