泉区内の公共施設で手洗い場などの蛇口を手回し式からセンサー感知式に置き換える動きが進んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、蛇口を非接触にすることでの衛生環境向上が目的。
泉区役所地域振興課によれば、今回新しくセンサー式に置き換わったのは区内12の公共施設にある99カ所の蛇口。具体的には泉公会堂、泉区民文化センターテアトルフォンテ、泉スポーツセンター、老人福祉センター泉寿荘、しらゆり集会所、中川地区センター、いずみ台公園こどもログハウス、中田・みなみ・いちょう・葛野・西が岡の各コミュニティハウス。同課によれば設置にあたって業者との契約額は総額298万1千円。
このうち、幼児から小学生まで多い時期では一日50人が利用するこどもログハウスでは2月に設置が完了。トイレの洗面台の蛇口がセンサー式に置き換わった。
スタッフの木村富佐江さんは「今までは蛇口のひねり口を数時間おきに念入りに消毒していたが、センサー式になってからは乾拭きで良いということで、作業の短縮にもなっている」と話す。家庭ではレバー式の蛇口が多く普及しており、そもそもひねるタイプの蛇口の使い方を知らない子も。利用者の親からも「蛇口をひねる必要がなくていいですね。感動しました」との感想があったという。流れる時間が短いため、節水にもつながっているそうだ。
テアトルフォンテでは楽屋などを含めて施設内30カ所の蛇口がセンサー式になった。浜野誠司館長は「区役所の方でこうした施設の感染症対策を後押ししていただけるのはありがたいこと」と感謝の言葉を口にした。
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