2019年の夏、鎌倉の由比ガ浜海岸に打ち上げられたクジラの胃からビニール片が見つかり、大々的に報じられたことが契機となり、日本国内で「海洋プラスチック問題」に対する意識が急速に高まりを見せている中、横浜市と日本財団、(株)セブンイレブン・ジャパンは昨秋から共同で、使用済みペットボトルのリサイクル事業を展開している。今回の取り組みでは市内のセブンイレブンに専用の回収機=写真=を設置。回収したペットボトルを原料にしペットボトルを再生する「ボトル・トゥ・ボトル」と呼ばれる新たな資源化モデルの構築を図ることを目指している。
市資源循環局によると回収機はこれまでに市内16区のセブンイレブン120店舗に設置され、事業開始から半年ほどで約10万本のペットボトルが回収された。
ボトルキャップとラベルを外し、中を洗浄したペットボトルを店頭に設置された回収機に投入すると自動で圧縮され、専門業者を通じ再生ペットボトルの原料となる。
回収対象となるのは2リットルまでの透明なボトルで、5本ごとにセブン&アイグループの電子マネー「nanaco(ナナコ)」のポイントが1ポイント付与される。
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