1892年(明治25年)に開校した中和田小学校(瀧澤優子校長)。創立130周年記念式典が5月22日に開かれ、児童や教諭、地域関係者が集まり節目を祝った。
学制頒布によって1874年(明治7年)に設けられた中田、和泉、飯田の3つの学舎が1892年に合併。新たに「尋常高等中和田小学校」として開校した同校。泉区内で最も長い歴史をもつ小学校だ。
同校では2020年1月に、同校PTA役員や同窓会員をメンバーとした「創立130周年記念事業実行委員会」が発足。新型コロナウイルス感染症の影響で休校が続き、打ち合わせ等の時間も確保しづらい状況だったが、リーフレットの製作や式典に向けた準備を着々と進めてきた。
5月22日には今年改修工事が完了した体育館で記念式典を開催。冒頭、挨拶に立った瀧澤校長は「130年という節目の年を皆さんと祝えて感動している。長い歴史を大切にして新たな一歩を踏み出していきましょう」と児童らに呼びかけた。同校同窓会の山村庄次郎会長は当日欠席だったが「子どもたちの教育のために努力してこられた先人に対し深く敬意を表したい」と祝いのメッセージを綴った。
式典後は児童主体で計画した記念集会がスタート。「5つの時代をつなぎ130年 光輝く 中和田魂」をスローガンに、同校の歴史を振り返る企画や、マーチング演奏の披露、短縄飛びなどの催しが行われた。
今後は運動会などの校内行事の中で特別企画を行うなど、1年を通して130周年を学校全体で祝っていくという。記念事業実行委員長の遠藤香代PTA会長は「無事にこの時を迎えることができたのは教職員や地域の皆様、そして何より児童一人ひとりの努力の賜物であると思います」と話した。
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