中田南の「鯉ヶ久保ふれあいの樹林」で、住民有志が保護活動を行っているヤマユリが今年も花を咲かせている。
この森は近隣住民らで構成される樹林愛護会らが四半世紀に渡って管理し、清掃や草刈りを行っている。近年では希少種であるキンランの繁殖に成功している。
キンランのめどが立ったことから、ここ数年繁殖に挑戦しているのがヤマユリ。心無い人による盗掘被害にもあう中、6年かけて25本まで増やすことができた。
今年の開花状況は例年と比べてやや遅め。一本からおよそ10ちかい花を咲かせる。愛護会の木立常夫さんは「背丈が高く伸びても花が咲かないものもあった。原因を調査したい」と話す。
ヤマユリは住民たちが育てた貴重な地域の財産。「とっていいのは写真だけ。残していいのは足跡だけ」の心で。なお群生地付近には柵が設けられ進入禁止となっている。
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