新型コロナウイルス感染症の影響で活動が困難な団体に向けて解決の糸口になってほしいと企画した講座が9月3日、泉区役所で開かれた。主催はいずみ区民活動支援センター。
「コロナの時代に自由に活動するためのお助け講座」と題して行われたこの企画。区内で地域活動や団体活動を行っている人を対象に「どうすれば活動再開や日常を取り戻せるか、正しい情報を受け取ってもらい今後の活動に生かしてほしい」と参加者を募集。当日は10人が参加したほか、区職員17人も受講した。
コロナ対策の最前線で活動する泉区福祉保健センター医務担当部長の木我陽子氏が講師。講演ではインフルエンザと比べて新型コロナは発症2日前から発症直後が一番他人に感染させやすいことなどを説明。感染拡大防止には「マスク・換気・短時間を意識し、感染したことをためらいなく気安く言える状況を作ることが大切」と訴えた。
その後は参加者の質問にも回答。「対面が必要なものは難しいので発想を変えてオンラインなどの利用を」「歌唱の会は飛沫の飛ばない距離で常時換気し、歌うのは1人2〜3分、30分以内に終える」などと助言した。
参加者から不満の声も
一方で具体的な活動のアドバイスが乏しかったことに対し、参加者からは不満の声もあった。ダンスサークルを主宰しているという男性は「解決策が聴けると思っていたのでちょっとがっかり。会場も借りられず活動休止状態が続いている状態。オンラインでの実施も難しいので、自分たちで解決策を考えていきたい」と話した。
同センターでは今後、オンラインでの地域活動に生かしてほしいとSNSでの動画配信の方法や必要な機材の紹介などの入門講座を11月12日に開催する。現在参加者を募集中。申込み・問合せは同センター【電話】045・800・2393へ。
泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|