神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2021年10月21日 エリアトップへ

マンション 市が「防災力」認定制度 来年1月に開始予定

社会

公開:2021年10月21日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は防災対策を実施しているマンションを「よこはま防災力向上マンション」(仮称)として認定する取り組みを行う。現在制度案を公開し、10月26日まで意見を募集中。市は意見を踏まえ、1月に開始する意向だ。

 認定制度は風水害や震災に備えようと、防災力向上を目的としたもの。新築・既存・分譲・賃貸を問わず、すべてのマンションが対象となる。

 認定は住民活動が対象の「ソフト認定」と、耐震性や設備面など建物全体の「ハード認定」がある。加えて地域と連携が図られている場合は「ソフト+(プラス)認定」「ハード+(プラス)認定」も設定。ソフト、ハードどちらかでも申請可能だ。申請者は自治会町内会や管理組合、建設事業者、賃貸オーナーが想定されている。

 認定されると市HPで公表されるほか、防災アドバイザー派遣などの支援を受けられる。また、地域の一時避難場所や防災倉庫などを設置した場合には容積率等の緩和も検討されている。新築マンションは物件PRにつなげられるほか、既存マンションの場合は住民の防災意識の向上なども期待される。

 申請自体に費用はかからないため、市建築局は「各マンションの事情に応じ、できる範囲で申請できる仕組みにしたい」と語る。

他市の認定数は低調

 細部は異なるが、防災力向上を目指すマンション認定制度を2009年から実施している大阪市の認定数は54件、13年に開始した仙台市では55件にとどまり、両市は「多いとは言えない」との認識を示す。両市とも整備にかかる費用などに補助金はないため、申請者の防災意識によるところが大きいのが実情だ。

 横浜市でも一部を除いて補助金はなく、「防災力向上」の意図をどれだけ周知できるかが認定数増加の鍵だ。昨年1年間の新築マンションが約1千棟、既存マンションは約8万4千棟になる横浜市で、申請者が検討しやすい制度になるかどうかもポイントとみられる。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook