コロナ禍以降、練習や発表が出来ない状態が続いてきた泉区内の伝統文化団体。岡津太鼓と宮古太鼓では、地元小学校の周年行事の一環で久々に演奏を披露。地元住民たちの目の前で太鼓の音が轟いた。
岡津太鼓は10月30日に行われた岡津小学校の100周年式典、宮古太鼓は11月6日の新橋小学校50周年式典でそれぞれ記念演奏を行った。両団体とも緊急事態宣言の明けた10月から感染対策を徹底したうえで練習を再開し、本番前に集まることができたのは数回ほどだった。
岡津太鼓は岡津小の在校生児童を含むメンバーで演奏。代表の伊藤好男さんは「できるだけ子どもに出てもらおうと編成を組んだ。まだまだ久しぶりで練習が少ない割には良くできたと思う」と振り返った。
すでに正月のイベントへの出演依頼なども来ているという岡津太鼓。伊藤代表は「来年に向けてこれからまた練習をしていきたい」と話した。
新橋町に昔あった地名「宮古」を冠する宮古太鼓は、ちょうど今年結成20周年の節目。新橋小の卒業生のメンバー7人で本番に臨んだ。代表の中丸秀樹さんは「良いタイミングで演奏できたことは良かった」と話す。
宮古太鼓にとって、公の場での演奏は約2年ぶり。中丸代表は「久々なので大人には体力的にきつかったかもしれない」としつつ「このまま活動を再開していくかどうかは正直に言って迷っているところ」と胸の内を明かした。
区内の伝統文化団体では、相模凧いずみ保存会は1月5日に和泉遊水地で開催予定の新春凧揚げ会に向け、新作大凧の制作中。横浜いずみ歌舞伎保存会は「会員たちで話し合った上で、年明けには稽古を再開できたら」としている。
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