横浜市は新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の概要を11月26日に発表した。2回目接種後8カ月が経過した人から接種券を発送する予定で、12月20日に通知を始める。接種は2月から市内約1900カ所の医療機関などで行う。5月の予約開始時の混乱の反省から、区役所で代行予約を行う人員を増やすなどの策が講じられる。
市は2回目接種から8カ月が経過する市民7〜8万人に対して、12月20日に接種券を発送する。その後も原則8カ月以上経過した人へ順次接種券を発送する。
接種場所は市内約1900カ所の医療機関。準備が整えば2月から接種を始め、1週間で合計約13万回を予定。1、2回目で各区の公会堂やスポーツセンターなどに設けた集団接種会場は、対象者がピークを迎える3月以降に設置する。場所は調整中で9〜13カ所を予定しており、全区に1カ所以上設置した1、2回目より少ない。予約は接種券が届いた人から可能。市専用サイトと電話予約センター、医療機関への直接連絡で行う。
5月に始まった予約では、接種券が届いたものの、接種会場や日時が紙媒体で示されず、ネットを使えない人から不満の声が出た。加えて、予約センターやコールセンターに電話がつながりづらい状況が続いて混乱が起きた。市はこの反省から、接種券と一緒に居住区か居住区と周辺区の接種可能な医療機関一覧を送付できるよう準備している。さらに、各区役所に2人配置していた相談員を5人に増やし、その場で代行予約を行えるようにする。
ワクチン接種に関する問い合わせはコールセンター【電話】0120・045・070。
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