大矢養鶏(和泉町)
市内品評会で最優秀賞
餌にこだわり「見た目よく」
3月28日
地域のみんなの"かけ橋"に――下和泉4丁目の民家を改装した「地域カフェ『かけカフェ』」が、4月29日にオープンした。運営者は「たくさんの方が協力してくれた。善意で出来た場所。みんなが笑顔になって、つながりが生まれる場になれば」と話す。
カフェは、区内で子どもたちの居場所づくりなどに取り組む(一社)かけはし(廣瀬貴樹代表)と、不登校の子を持つ親の会・ハピネス(相澤由佳里代表)が運営する。
近隣にある「わきみずの森」の整備などを行う下和泉湧き水を守る会の会員でもあった廣瀬さん。知り合った地域住民から、「かけはしの活動に利用できるのでは」と、空き家だった一軒家を借りられるように手配を受けたのが始まりだ。
就労支援にも
昨年6月、賃貸契約を締結。築55年の物件で、家主からは「昔は子どもたちが遊びに来る家だった。地域のためになるなら改装も自由に」と話を受けたという。
当初は、不登校の子どもたちの居場所としての活用を模索するも断念。ハピネスの相澤さんとの出会いから、地域のみんなが集う場所、不登校の子どもが就労につながるステップアップの場所などを目的に、コミュニティカフェとして実現を目指す形となった。
昨年7月から始まった改装はほとんどが手製。居場所を利用する子どもたちのほか、下和泉小学校に11年間勤めた廣瀬さんの妻・千尋さんの教え子なども参加。その姿を見て地域の人たちが手伝うなど、輪が広がった。
庭の剪定や床の張り替え、壁の塗り直しなど、専門的な部分は、業者に指南を受けつつ仕上げた。「子どもや地域のためならと、難しい天井や端材の提供など、プロたちが助けてくれた」と廣瀬さん。「感謝しかない」と笑顔を見せる。
当面フードメニューは日替わり1種類。スペースの貸し出しや、ワークショップ企画なども実施する予定。火曜・日曜定休。午前10時〜午後4時。(問)【携帯電話】090・8156・5734
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