三ツ沢公園内の球技場(ニッパツ三ツ沢球技場)=神奈川区=について市はこのほど、公園敷地内に新たに球技場を建設する方針を示した。
市民・プロ利用を確保
市民・プロスポーツの双方の利用枠を確保するため既存の球技場は残し、現球技場と陸上競技場の北側、現況では第2テニスコートや補助陸上競技場、青少年野外活動センターがあるエリアを新設候補地としている。
三ツ沢球技場は1955年に建設され、64年の東京五輪ではサッカー会場として使用された。現在は市民の利用に加え、本牧に拠点を置くJ3のYSCC横浜をはじめJ2の横浜FCといったJリーグやラグビーなど6つのプロスポーツチームが使用。年間を通じた稼働状況は、国内の球技場の中でも突出している。
完成時期など未定
一方で、バリアフリー化も不十分であることなど、Jリーグのスタジアム基準を満たしていないことから、市は球技場の改修やこれに伴う再整備に向けた検討を進めていた。
現時点では、建設費やスタジアムの規模、完成時期などは具体的に決まっていない。今夏には市民意見募集を行う予定で、市は「構想段階で市民の方々から意見を頂くことで、公園への思いやニーズを把握しながら検討を進めていきたい」としている。
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