大矢養鶏(和泉町)
市内品評会で最優秀賞
餌にこだわり「見た目よく」
3月28日
「赤ちゃんだったあの子も、もう20歳」。踊場地域ケアプラザで親子の居場所づくりに取り組んできた「中田子育てサロン」が20周年を迎え、6月25日に同所で「祝う会」を開いた。歴代の同地区民生委員児童委員が活動を担い、いまなお地域の子育てのオアシスとして活動を続けている。
中田子育てサロンは毎月第2金曜日の午前中、同ケアプラザの多目的ホールで子育て支援を目的に活動を続けている。核家族化が進み、子育てを取り巻く環境が変わってきた中、「お母さんがひと息つけて、交流できる場を」との思いで取り組んできたという。
20周年を機に今年4月には、立場地区センターでも第1水曜日に活動を始めた。
20周年を祝う会には現在サロンを支えるメンバーやこれまで活動に携わってきたメンバーのほか、区役所や区社会福祉協議会の関係者も出席。懐かしい話も披露され、会場は和やかな雰囲気に包まれていた。
中田地区民生委員児童委員協議会の会長でサロンの代表を務める石井マサ子さん=人物風土記で紹介=は「みんなでいろいろな工夫と挑戦をしてきた20年だった。多くの親子と関わり、私たちも楽しませてもらってきた」と振り返った。
中田連合自治会の上原敏博会長は「人口減少の中、中田地区では20代、30代の世代も増えている。サロンの活動もあって、子育てしやすい場所と感じられているのでは」と活動を称えた。
故・望月さんへの感謝も
6年前に民生委員の定年を迎えた田中京子さん(81歳)は、20年のうち10年ほどサロンの運営に参加。手芸が得意だったため、おもちゃをしまう袋などを手づくりしたことを思い返し、「ここに来ると、私が作った袋が今も残っていて懐かしくなる。楽しい思い出は今も胸にある」と語った。
また祝う会では功労者として、同連合自治会の元会長で昨年12月に亡くなった望月榮さんへの感謝も語られた。石井代表は「地域での存在感の大きさもそうだけど、サロンでは大きなおじいちゃんとしてみんな好きだった」と振り返った。
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