フェリス女学院大学キャリア研究会がこのほど、書籍「フェリスOGのキャリアから学ぶ 人文・芸術系女子のキャリアのつくりかた」を刊行した。
同大就職課がNPO法人キャリア・エンパワメントと共催しているワークショップをもとにしたもので、同著には3人のOGが登場。同大就職課の永井択さんは「キャリアを切り開いていったOGの姿は、学生にとっても働いている若者にとってもなにかヒントになるはず」としている。
就職活動を悲観せず
永井さんは「就職活動というと悲観的な学生が少なくない。自己PRは?自分の強みは?といった、就活対策の相談がこれまで多かったんです」と明かす。
そんな中で同大キャリア研究会は、キャビンアテンダントから韓国のファッション業界に転身し、国内で起業したOGをはじめ、さまざまなキャリアを築いているOGを招いて現役学生とのオンライントークを実施。
「就職活動だけにとらわれず、自由にキャリアを考えてほしい。そういう先輩が活躍していることを知ってもらうのが、一番説得力がある」と永井さんは研究会の狙いを話す。「人文・芸術系の学部は職業に直結しないかもしれないが、学びの幅は広い。その中で選択肢は増えていくはず」
電子書籍も発行
同著の監修は同大の非常勤講師を務める高嶋成豪さん(キャリア・エンパワメント代表)。A5判モノクロ、本文221ページ。書籍版は1650円、「Amazon Kindle」ストアでの電子書籍は1500円(いずれも税込み)。
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