区内から2校が関東地区代表として出場した「第45回マーチングバンド全国大会」が12月16日、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開かれた。大会常連校の意地を見せた中田小学校が通算12回目の金賞。初出場として躍進を続けた東中田小学校が銀賞を受賞した。
全国大会は50人以下の小編成部門、51人以上の大編成部門で、小学校、中学、高校、一般の部など部門ごとに16日、17日の2日間にわたって開催された。
小学校の部では、全国から小編成部門が16校、大編成部門が13校出場。中田小、東中田小はともに大編成部門に出場した。
中田小学校は12年連続13回目の全国大会で、小学3〜6年生までの61人が出場した。演奏したのはホルスト作曲の組曲『惑星』をアレンジした『ザ・プラネット』だ。壮大な宇宙をイメージした音楽で、打楽器や管楽器のパワフルな音を響かせた。
メリハリのある演奏を意識して練習を積んできたという児童たち。大会前は音の大きさが足りないことを課題としていたが、本番当日は、緊張感が漂う中でも「練習の成果が発揮でき、気持ちが伝わる演奏ができた」と振り返る。
県大会から常に「全国常連」として見られ続けるプレッシャー。その中で残した今回の結果について、指導する内野征治教諭は「毎年メンバーが変わっていく中で、長い間続いている中田小マーチングバンドの歴史に入ることができたという思い」と話す。
毎年同校で開催している「さくらまつり」。今年も4月1日(日)に開かれ、マーチングバンドの演奏も予定されている。内野教諭は「さらに先につながるような活動にしたいと思います」と目標を語った。
初の夢舞台楽しんだ銀
東中田小学校は夢の全国大会へ初出場だった。創部以来、関東大会への出場を目指していたが、今回はその「関東」を突破し、小学3〜6年生までの総勢67人の部員が「夢」としていた舞台を踏んだ。
演奏したのは、ベートーベンのオリジナルメドレー『影と光 ミュージックオブベートーベン』。ピアノソナタの『月光』や『悲愴』、『交響曲第5番』など誰もが知るクラシックナンバーをマーチング用にアレンジし披露した。
キレのあるドリルフォーメーションと美しいサウンドを目指して毎朝練習を重ねてきた。指導する米谷学教諭は、「緊張の中でも長年の夢だった全国大会に出場した喜びであふれていたように見えた」と当日の様子を語る。銀賞という結果に悔しい思いを感じながらも、来年以降に向けた明確な目標ができたという。
2月には東京ディズニーリゾートでの出演が決まっている。さらに3月3日(土)の定期演奏会に向けて練習の日々が始まっている。
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