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泉区版 公開:2018年4月26日 エリアトップへ

和泉小 「みんなの池」復活 工事完成祝い記念式典

教育

公開:2018年4月26日

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職人の合図でビー玉を埋める児童たち
職人の合図でビー玉を埋める児童たち

 和泉小学校(平井克明校長・児童数364人)で4月19日、敷地内にある廃れた池を再生させる「池プロジェクト」の第1期工事が完了し、記念式典が開かれた。

 式典は全校児童出席の中、施工を担当した株式会社泰山園(旭区・高橋卓社長)の職員らが登壇。拍手で迎えられ、感謝の言葉を贈られた高橋社長は「第1期の工事は終わりましたが、池は生き物です。これから皆さんの手で育てていってください」と呼びかけた。その後、児童の手によって池の周囲にビー玉が埋め込まれ完成。地域の人や保護者らみんなが笑顔になれる場所をめざし「自然いっぱいニコニコ池」と命名された。

 1期工事箇所は、池を中心とした約40平方メートル。周囲には丸太で作った花壇のほか、イロハモミジ、キンモクセイなどが植栽され、憩いの空間に生まれ変わった。今後は池へ続く園路などが整備される予定だという。

学校のシンボルに

 「池プロジェクト」は、およそ5年に渡り、手つかず状態にあった池をどうにか再生させたいという平井校長の思いから始まったもの。当初は1人での池掃除から始まったが、次第に協力者が増えていった。池がきれいになっていく中で、教職員や児童の間から「学校のシンボルとなるようなみんなの池にしたい」という声があがるようになった。そして学校、地域、保護者らが一体となって取り組むプロジェクトへと発展した。専門家の指導を仰ぎ、校内外での調べ学習や保護者らとの協議を経てイメージ図を完成させたのが昨秋。3月上旬に工事に入り、同28日に完成していた。

 施工した株式会社泰山園は「顔の見える工事」をテーマに掲げ、校内で施工に携わる職人を固定。結果、お互いが顔見知りとなり、児童らとのコミュニケーションもスムーズに進んだという。

 平井校長は「開校50周年へ向けて学校と地域と保護者が協力した大きな取り組みになった。ここで終わりではなく、ずっとシンボルとしてあり続ける池にしたい」と話している。

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