中田中央公園(中田町)の野球場のフェンス際に芝桜がベルト状に植栽され、訪れる人たちの目を楽しませている。同園によると「今年はだいぶ定着してきた。5月末頃までは楽しめるのでは」と話している。
中田中央公園は住宅地の真ん中という場所柄、朝夕に散歩をする人が多い。そこで同園は年間を通して花が楽しめるようにと植栽計画を練ってきた。少し前には、富士山を模したビオラ花壇を作製し、好評だった。
今回の芝桜は2年ほど前から始めた取り組み。ふかふかの緑の芝に定評がある同園だが、それをより際立たせ、名物になるようなものを作りたいという思いだったという。
花壇づくりが得意なスタッフが中心となり、初年度に約800株を植栽した。フェンス際のスペースは花壇用途ではないため、定着に時間がかかることは想定していたが、周囲の草の強さは想像以上。株を増やすのと同時並行で、スタッフがこまめに除草を行い、今年は70メートルほどのピンクベルトが出来上がった。芝桜は各所にあるが、球場外野というのは珍しく、来園者の間で早くも話題となっている。
公園の田村博所長は「植栽の工夫については日々、来園者の方から多くのお褒めの言葉をいただいている。花を増やすと手間もかかるが、花いっぱいの公園にしたい。芝桜はまだまだ発展途上だが、応援してもらえるとうれしい」と話した。
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