神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2018年7月26日 エリアトップへ

四季の会が活動30年目へ 泉の精神保健福祉支える

社会

公開:2018年7月26日

  • LINE
  • hatena
歩みを振り返る内藤理事長
歩みを振り返る内藤理事長

 1989年7月に区民のメンタルヘルスと福祉向上を考え組織された特定非営利活動法人「四季の会」(内藤義幸理事長)。活動はこのほど30年目に突入した。これまでの歩みと今後について、内藤理事長に話を聞いた。

 四季の会は精神障害がある人の日中活動場所である地域活動支援センターを4カ所、住居であるグループホームを3カ所運営。合わせて150人を超す利用者がおり、社会参加の機会提供や生活支援を行っている。

 このほか、地域における相談機関である「泉区生活支援センター」の運営も行っており、各事業者や社会福祉施設、医療機関、行政などと連携しながら利用者をサポート。こちらは400人近い登録数があるという。

 発足当初から変わらない思いは「すべての人々がどんな環境にあっても幸せに生活できるように」。内藤理事長は「私たち地域住民は、精神障害を単に個々の問題とせず、障害があっても豊かに暮らせるよう、社会にある障害を取り除いていくことが大切」と話す。30年前は疾患に対する認知不足や偏見から、精神疾患がある人が地域で暮らすことも容易ではなかった。少しずつ理解が進んできたとは言え、今でも十分でない現状がある。

 利用者らに伝えるのは「地域で親しまれる施設になろう」「あなた方がいるからこのまちは良くなったと言われるようにしよう」で昔から変わらない。信頼関係が理解へとつながると信じている。

 地域の清掃や各種行事参加、あいさつ回りと、利用者らとともに過ごす日々はこれからも変わらず、そして終わりはない。内藤理事長は「会員、自治会町内会、有志などたくさんの方々の理解と協力でたどりついた30年目。これからも地道に確実に活動していきたい」と話している。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook