神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2018年8月2日 エリアトップへ

熱中症救急搬送 過去最多を上回るペース 前年同月比で2倍強

社会

公開:2018年8月2日

  • LINE
  • hatena

 全国的に記録的な猛暑が続く中、横浜市では熱中症による救急搬送が累計899件(7月26日時点・速報値)発生。前年同月比の2倍以上となっており、過去最多の2013年を上回るペースだ。横浜市消防局では厳重な注意を呼び掛けている。

一日50人以上が連続7日

 市消防局は毎年、5月から9月までの熱中症による救急搬送件数をまとめている。2000年の統計開始以来、最も多いのは13年の1072件。「5―7月」で比較すると、今年はすでに13年の486人を大幅に上回る勢いで、過去最多を更新するペースとなっている。特に一日70件の搬送があった7月18日からは、一日50人以上の搬送が連続7日間続いた。

 現状の熱中症発生状況をみると「屋外」468件、「屋内」431件。年代別では「成人」(18歳以上65歳未満)が最も多く386件、次いで「高齢者」(65歳以上)の353件が続く。事例としては、90代女性がエアコン未設置の居室で倒れ搬送、10代男性が屋外でサッカーの練習中、頭痛と吐き気で搬送されるなど。また、22日には、13年以来の熱中症による死亡事故も発生している。市消防局の担当者は「炎天下での活動を避け、こまめな水分補給や適切な温度管理に注意するほか、不要不急の外出は避けるように」と注意を促し、体調が悪くなった時には「救急車を呼ぶか迷うような場合は、#7119に電話で相談をし、手遅れにならないように」と話す。

学校の空調、普通教室は完備

 愛知県で小1男児が熱中症で死亡した事故後、学校のエアコン設置状況の全国的な格差に関心が集まっている。

 横浜市の公立校では11年度から、普通教室へのエアコン設置を開始。13年度までにすべてが完了している。市教育委員会は「使用は原則、7月から9月。設定温度は28度ですが、快適な学習環境づくりを目的に、各校の状況に合わせ運用している」としている。さらに、音楽室などの特別教室への設置も14年度から行われており、現状の設置率は約50%。19年度までに完了する計画だ。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook