「戸塚区区民栄誉賞」の第2回の受賞者が昨年12月9日、汲沢出身の射撃選手、松田知幸さん(神奈川県警)(35)(=写真)に決まった。昨夏の射撃世界選手権で2種目を制したことなどが評価された。松田さんは1月5日、戸塚小学校での賀詞交換会で区より表彰される(4面に関連記事)。
松田さんは同選手権男子50mピストルと同10mエアピストルでともに自身が持つ日本記録を更新し、2冠。日本人一番乗りとなるロンドン五輪出場を決めた。
賞の選考は区の案をもとに、委員長の金子正治・戸塚区連合町内会自治会連絡会会長をはじめ、葛西光春区長、松田良昭・戸塚区体育協会会長、川村義博・戸塚区小学校校長会会長、庄部勇太・タウンニュース戸塚区編集室記者が委員として審査し、満場一致で受賞が決まった。
思い出は戸塚ボウル
「大変名誉。うれしい」。松田さんは同12月16日、本紙の取材で喜びを語った。松田さんは中学校までを汲沢小、汲沢中と区内の学校に通い、1998年に結婚するまで汲沢で暮らした。子どものころの戸塚の思い出は「戸塚ボウル」。「スコア表が珍しい手書きだったのでよく覚えている。あそこで書き方を覚えた」。今は両親も栄区の住まいで一緒に住んでいるため、戸塚に行くことは少ないが、昨夏に妻と行った時は、戸塚駅西口再開発による駅周辺の変わりように驚いたという。「ガラリと変わってびっくり。近代的になっていた」。一昨年には母校の汲沢小を訪問。夢を持つことの大切さを児童に話した。賞の選考では同校の推薦もあった。
3月からは全日本選手権、W杯と本格的にシーズンが始まる。それらの大会に照準を合わせ、今月から練習を再開していく構えだ。
戸塚区区民栄誉賞…戸塚区制70周年を記念して2009年5月に創設。受賞対象は、戸塚区内の在住者や過去に同区に住んでいた人で、スポーツ、芸術、文化の分野で日本一以上もしくは世界レベルの大会へ出場したことなどが条件。今回は09年11月から10年10月の間の功績が問われた。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>