最後のヒーロー 歌でビシリ 音楽に注力 東汲沢小
「愛をありがとう」「愛を胸にさようなら」。東汲沢小学校で2月24日、6年生約120人の歌声が体育館内に響き渡った。
同校が毎月1回、授業開始前の朝に行っている音楽集会。各学年が月ごとに交代で発表をしていくもので、今回は6年生の番。「愛をありがとう」の後は曲調がガラリ。大河ドラマ「龍馬伝」のテーマ曲を、木琴や太鼓など様々な楽器を使いこなし合奏、荘厳な雰囲気で包んだ。
1人の熱心な音楽教諭がいたことで、同校は5、6年前から音楽に力を入れている。今では毎年、「TBSこども音楽コンクール」や「NHK全国学校音楽コンクール」に出場、昨年のTBSコンでは優秀賞を受賞した。ほかにも、「特別合唱クラブ」が授業時間外に活動、音楽集会は市の事業に参加することで今年度から始めた。久保田節子校長は「音楽集会では各学年がその都度ヒーローになれる。音楽は一人ではできない。支え合う大切さを学べる」と取り組みの感想を話す。
6年生以外の全児童が聴く中、児童からは「すごい」の声が思わずもれ、拍手が送られた。龍馬伝の指揮を務めた宮田大夢(ひろむ)君は集会後、胸を張り「在校生にかっこいいとこ見せられた」。卒業前に、最後のヒーローたちがビシリときめた。
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