柏尾川沿いの桜の維持や保全活動を行う「戸塚桜セーバー」が、桜の樹勢回復措置や維持管理に努めたことを評価され、「(財)日本さくらの会」から「さくら功労者」に選ばれた。3月28日に表彰される。
さくら功労者は、桜の植栽、愛護、研究などに顕著な功績があった団体・個人に贈られるもので、各自治体が推薦した中から、国土交通省の認可を受ける同会が審査し決定する。表彰は1966年から毎年行われており、今回は全国で50団体、12個人、横浜市では南区の団体と戸塚桜セーバーが選ばれた。表彰は3月28日に国会議事堂前の憲政記念館で開催される「第46回さくら祭り中央大会」で行われる。桜セーバー会長の阪間馨(かおる)さん(77)(写真前列中央)は「全国レベルの表彰だから驚いたが、本当に嬉しい。活動の励みになる」と喜びを語った。
桜の品種であるソメイヨシノの寿命は一般的に50〜60年と言われており、柏尾川沿いに多いそれらは52年に植樹されたものであるため、老齢期を迎えている。しかし、根や枝の手入れをすることで花が咲き続けるとわかり、区が05年に呼びかけたことで同団体が設立され、08年4月からは市民による自主活動として取り組まれている。朝日橋から高嶋橋までの柏尾川右岸を活動エリアとして毎月第2・3土曜日に活動。毎回20人ほどが集まり、桜の根の養生や枝の剪定などの作業を行っている。
阪間会長は「柏尾川の桜は戸塚のシンボル。我々の役目は桜の植樹ではなくて、今ある桜を元気にして、永遠に咲かせること。今後も戸塚の桜を大切にしていきたい」と話した。
同団体は次年度から活動エリアを下流の豊田堰(とよだせき)橋まで広げる。ボランティア参加に専門知識などは不要。参加希望者は同団体【電話】045・825・0708へ。
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