戸塚区版 掲載号:2011年3月24日号
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社員の背通し、回復祈る 下倉田の金子さん 「被災地の仲間に元気な姿を」

社会

金子さんと仲間からの物資(3月17日、栄区の会社で)
金子さんと仲間からの物資(3月17日、栄区の会社で)

 下倉田町在住の金子健一郎さん(50)は3月19日現在、物資の確保に区内を奔走している。

 東北の太平洋沿岸を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災。金子さんが社長を務める車販売・修理会社「ブルーパニック」(栄区)の社員、三浦結介さん(30)の故郷が、震災で最も被害の激しかった地域の一つである宮城県石巻市。父と母、祖母、兄夫婦とその子どもの6人が一緒に住んでいた。金子さんによると、三浦さんの実家は比較的山間部の近くにあり、家の中は地震で「ぐしゃぐしゃ」になったものの、命に別状はなかった。唯一、兄の安否がわからなかったが、同16日に「無事らしい」との一報が来た。現在、兄を除き自宅で避難している。家族の話では、行政からの物資は優先的に避難所へ配送されるため、自宅までには届かない。何とか、家の中の物と近所との協力で食いつないでいる状況という。三浦さんは家族の状況を考え、故郷に向かうことを決意。金子さんとともに物資確保に走り回っている。

「俺にできることは」

 「自分の周囲に被災地に住む人がいなければ、対岸の火事だったかもしれない」。金子さんは全国各地でカスタムトラックを展示するイベントを開いており、同県名取市もその会場の一つ。被災した仲間がいる。3月27日に熊本県でイベントを開く予定だったが、地震後、関係者から「不謹慎」との声もあり、中止になりかけた。そこで届いたのが被災地の仲間の声だった。「ぜひやってくれ。こんな時こそ盛り上げて、元気な姿を見せてくれ」。金子さんは涙ながらに「俺たちにできることは、イベントでみんなを元気にすることだ」。実施決定とともに、各地のイベント関係者から会社あてに物資が届いた。出発予定は同22日。新潟県を経由するルートで実家を目指すが、原発事故の影響などもありどこまで行けるかわからない。金子さんら仲間は被災地の迷惑にならぬようにと待機。三浦さんの背を通して、被災地の状況が少しでも良くなるよう、祈っている。
 

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