かもめ橋交差点から名瀬道路をつなぐ通称「かもめ道路」の整備が4月8日に終了した。区政推進課によると、全長約1Kmにわたる既成道路において、地域の住民や企業と公共機関が協力して整備にあたる取り組みは市内で初めてという。
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同道路は、上矢部小と名瀬小の通学路として使用されているが、歩道が未整備な上、周囲に工場がありトラックなど大型車両の交通量が多く、地域住民から問題視されていた。そこで2005年8月、地域住民や学校、企業が集まり「安全な生活道路づくり検討会」を発足。翌年4月から電柱の移設と路面のカラー舗装工事が開始された。
今回の整備で、対象道路のアスファルトが全て打ち直されたほか、歩道156m、ガードレール27m、道路照明灯8基などが新設され、電柱も13本移設された。
道路事業は通常、市が用地買収などをして行われるが、今回は区と地域住民らが協力して進められ、「かもめプロペラ」や「ブリヂストン」、「羽根沢ゴルフ」、マンション「ベルメゾン東戸塚管理組合」など6社・1組合と沿道の住民らが協力した。
マンションの植栽の幅を狭めて、歩道用地として提供したベルメゾン東戸塚管理組合の松元健吾さん(55)は「自分もベルメゾンに住んでいて、ブリヂストンに勤務している。地域住民の一人として、安全な歩道や照明ができたことはとてもうれしい」と話した。
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