子育て中の親子が地域で自主的な遊びや交流を行う「親子サークル」。戸塚区では今年度より、子育て支援として、親子サークル1団体につき、1万円の補助金を交付する。6月15日(水)から受付開始。
現在、区が把握している親子サークルは14団体。区によると、少子化などによりサークル数は減少傾向にあるという。行政が運営する子育て支援施設が各地域にあるため、自主的にサークルを立ち上げる必要性が減ったことが一因として考えられている。
そのような状況下、区は、地域で仲間をつくり子育てを楽しんでもらおうと、今年度より50万円の予算を計上し、親子サークル支援を行うことを決めた。補助金交付は年1回、3年を予定。
区が想定する補助金の用途は地区センターなどの利用料や講師への謝金など。補助金を申請するには新規会員受け入れを行うことなど諸条件が決められている。
親子サークルの参加費はそれぞれ異なるが、東戸塚駅周辺の親子が集まる「ひらひらクラブ」では、イベント参加費1回300円〜500円。参加者が少ないと、各自の負担が多くなり参加者がさらに減る悪循環に陥ることもあるという。代表の横島紀子さん(39)は「今は前年度の繰越金も取り崩して厳しい状態が続いていたので、補助が出るのはうれしい。補助が下りたら人形劇など普段できないイベントを開催したい」。
事業実施を区と推進してきた地域子育て支援拠点とっとの芽の高村美智子施設長(59)は「近くに同じ仲間がいることは大きな力になる。これをきっかけとして、サークルの数が増えれば」と話している。
申請書の書き方などについての説明会も開催される。申請書の受付は9月30日(金)まで。書類選考の上、先着50団体。申請書や募集要領は、とっとの芽や同ホームページで入手可能。同事業の詳細は、とっとの芽【電話】045・820・2885、区こども家庭支援担当【電話】045・866・8470へ。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|