ご利益札「今年こそ」
女装をした氏子が撒いたお札に、いくつもの手が伸びた。人が押し合いへし合い、「今年こそとるぞ!」。区の伝統行事「お札まき」は、今年も熱気があふれた。
7月14日夕、八坂神社。氏子が境内に現れると、来場者から大きな歓声が上がった。氏子たちは円を描くように歩きながら唄い、「ここらでまこか」。家の戸口や神棚に張ると厄除けになると伝えられている、5色の札をうちわで撒き散らした。同神社を後にすると、周辺の通りを唄いながら練り歩き、一節終わる度に札を撒いた。氏子の後をぞろぞろと追いかけていた人は、その瞬間、どっと撒き手に駆け寄り、精一杯腕を伸ばした。戸塚町の和泉百香さん(戸塚小6年、=写真)はとった札を掲げ、「毎年祭りには来てたけど、お札撒きに参加したのは初めて。とれてうれしい」と笑顔。
同行事は元禄年間に始まったとされ、横浜市から無形民俗文化財に指定されている。
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4月18日